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計算したものの、結果があっているのかはなはだ不安です。 そこで特殊な場合を考えて確認してみます。
屈伸が簡単そうですね・・・
「やすたけ」の場合、L1=L2ですので
x1=0とおくと
つまり、一番下のモータの2倍の角度だけ真ん中のモータを(逆方向に)動かせばよいことになります。
このとき上体が地面に対して垂直になるためには、θ1=θ3であればよいわけです。
もうひとつの解は、ひざを180度折りたためばよいということを意味しています。 このときひざ以外の二つのモータは重なることになります(現実的な解とはいえません)。
ひざをまっすぐ伸ばした状態では、θ3=0でないといけません。 これは一つ目の解に相当しています。
常識的な結果が出て一安心です(笑)
一つ目の解の場合のy1の値を求めてみましょう。
y軸マイナス方向への移動量凉とθの関係は以下のようになります。 参考文献の式と対比ができるようにしてみました(^^)/
参考文献
屈伸を行うときに注意すべきことは、脚を曲げる際には上体は重力の方向に動いてますが、 伸ばす際には重力に逆らっているということです。
重力に逆らって動かす場合には指示位置まで行かなかったり、時間的に遅れが出たりします。
これが全てのモータに同じように影響が出ればさほど問題は大きくないのでしょうが、 「やすたけ」のようにひざのモータを他の二つのモータより2倍の角度だけ動かさないといけないような場合には、 スピードをあげるとこのモータの遅れが顕著になります。
この場合上体は後ろに傾いてしまうわけです。
この影響を少なくするためには、
という対処が考えられます。 「ゆっくり」というのはなかなか難しいところで、実際にどのくらいなら大丈夫かやってみないといけなそうです・・・
少し汎用性を持たせようとしたせいで、わけが分からなくなり始めています(笑)。
それでも強引に計算を続けます・・・
まずは接地している脚を考え、一番上の(股関節の)モータ位置(x1,y1)を計算してみます。 原点は一番下のモータの軸位置としています。
このとき、上体とy軸のなす角はθ1+θ2+θ3となります。 上体を地面に垂直にするためには、θ1=-(θ2+θ3)とすれば良いことになります。
片足で立っている状態では、x1=0となるようにすることが必要ということでしょうか・・・ (足裏の大きさがあるので多少ずれても平気でしょうが・・・)
接地していないほうの脚の、一番上のモータ位置を(x1,y1)と仮定すると、 一番下のモータの位置(x30,y30)は、
ここで各関節の角度にはΦを用いました。
足裏が地面となす角はφ1+φ2+φ3なので、 φ3=-φ1-φ2とすれば地面と足裏は平行になるはずです。
計算するにあたって、いきなり一般化してしまうとわけがわからなくなりそうなので、 できるだけ制限をかけた形で考えてみます。
今回は脚関節だけを考え、足を上げるための3つのモータと、重心移動のための2つのモータを別々に考えます。
まずは屈伸を考えてみます。
力学系を取り扱う上で重要なのは、座標系のとり方ではないかと思います。 これだけでもだいぶ面倒です。 ここでは上の図のように決めてみました。
数式を書くのにTEXがいるなぁ・・・
参考文献
「やすたけ」を組み直したんですが、問題が・・・
2番目はモータの数が少ないときには起きない問題です。 不思議だ・・・
仕方がないので、とりあえず「やすたけ」の計測を・・・
必要なのは、重心位置と足のモータの位置でしょうか・・・
重心位置 | 足裏から約15.5cm |
屈伸用モータ間隔 | 5.0cm |
股関節の軸間隔 | 4.0cm |
重心移動用モータ間隔 | 12.3cm |
歩行パターンを計算するにあたって、 やすたけを完成させておかないといけません。
コントロールボードは、例によって LBC(Little Burning Core:©宮田耕自氏)を使いますが、 KONDOのBOOSTER-7を用いてリチウムポリマー電池1個でボードもモータも動かすことにしました。
ずいぶん前に、GWS Micro 2BBMGの稼動範囲を調べていたので それをもとにホームポジションの時のパルスを決めておきます。
稼動範囲外になったかどうかの判断は、 稼動範囲外では「ジー」という音はするが動かないので、 この時点で稼動範囲外とみなしました。
パルスの周期は20mSであり、 電源はGPニッケル水素1.2V/1800mAhX4本で調べています。
モータ | パルスON時間の幅(mS) |
---|---|
モータ1 | 0.56-2.54 |
モータ2 | 0.54-2.46 |
モータ3 | 0.53-2.49 |
モータ4 | 0.52-2.45 |
この結果から、今回は
とします。
ねじロック剤などを使ってできるだけガタのないように組み直しです。
2ヶ月ほど、普段より時間に余裕ができそうです(たぶん・・・)。
そこでさっそく、 アールティさんのRCB-3セミナーに 申し込んでみました。
予算的にロボット1台分は無理そうですが、 良さそうならコントローラやモータの購入も検討してみようかと思っています。
今日はだいぶ疲れたので、久しぶりに晩酌でもしてゆっくり寝ようと思います。
明日あたりから、いよいよロボットに戻れそうです。
20歳ぐらいの若者に聞いてみました・・・
ROBO-ONEを知っている人:19人中0人
ワールド☆レコーズを知っている人:19人中2人
今年は直前に番組もあったし、どのくらい知名度が上がったのか聞いてみました。
ROBO-ONEを知っている人:22人中0人
まじっすか・・・
わたしは、「数学は本当に必要と思うまで使わない」という性格 (というか、単に数学ができないことの自己弁護だと思いますが・・・)なので、 ロボットのモーションも計算などする必要があるのか非常に疑問でした。 最近「歩行に関しては、数学を使うのが最も簡単」であることが理解できたような気がしてきました (片脚の自由度が2とか3とかの場合は別でしょうが・・・)。
汎用性だとか、拡張性だとかということまで考えると、 モーションエディタのようなものでチマチマ作ることは、 はっきりと非効率です (歩行以外の動きでは非常に有効だと思いますが・・・)。
そこで、いよいよ数学というか算数というか・・・そんなのを使って歩行パターンを作ることに挑戦してみようかと思います。 できるだけ簡単なところから・・・
とりあえずターゲットはやすたけです。 いろいろな計測からだろうなぁ・・・
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