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クロスコンパイラの環境整備(Windows)
 

 AKI-H8 3664を動かすための回路が出来上がったので、 次はプログラムのための環境を作りましょう。 ここでは、Windowsでの環境整備について1例を示します。

 
GCC Developer Liteのインストール
 

まずは、H8-3664Fで使えるGCCコンパイラをインストールします。

BestTechnologyのホームページから、 GCC Developer Liteをダウンロードします。

  • GCC Developer LiteVer.1.5.0.52r3 GDLFull1.5.0.52r3.exe (86.3Mb) (2005年6月現在)

アイコンをダブルクリックし、インストールします。

必要なものを選択します。 しばらくインストール作業に時間がかかります。

以上でインストール終了です。

デスクトップ上に、上のようなアイコンができているでしょうか。

 
ソースファイルの準備、コンパイル
 
GCC Developer LiteVer.1.5.0.52r3では、 付属のフラッシュライタを利用すると、エラーが出たりするようです。
strawberry-linux書き込みツールH8Write などを使って書き込んだほうが良いようです。
 

アイコンをダブルクリックして、GCC Developer Liteを起動します。

ここではH8/3664Fを選びます。

「OK」を押しましょう。

「ツール」「GCCオプション」を選び、 「GCCオプション」パネルで、「etc...」を選択します。 「Objcopyツール」が「MOT」であることを確認します。

 
書き込み・実行

以下のソースファイルを作ります。 意味については後ほど考えることにしましょう。

/*
LEDを点灯するプログラム(h8led.c)
2003/04/15(Tue)
 */

#include <3664.h>

int main(void)
{
  IO.PCR5=0x01;

  while(1){
    IO.PDR5.BIT.B0=1;
  }
  return(0);
}

書き込んだら、「ファイル」「名前をつけて保存」を選び、 適当な場所に保存します。 コンパイルは、「コンパイル」「ビルド」を選択します。

 
実行ファイルを書きこむ
 

書きこみは、以下の手順で行います。

  • マイコンに電池をつなぎ、RS232Cのケーブルをつないだ状態で、電源は切っておく。
  • ジャンパーピンを刺し、マイコンを書き込み状態にして、 電源を入れます。
  • 「ツール」「フラッシュライタ(H8/3664F)」を選択。 Flash Writerの操作ウィンドが出ますので、「かきこみ」ボタンを押します。

    GCC Developer LiteVer.1.5.0.52r3では、 付属のフラッシュライタを利用すると、エラーが出たりするようです。
    strawberry-linux書き込みツールH8Write などを使って書き込んだほうが良いようです。

    ここで多少時間がかかりますが、辛抱強く待ちます。
  • 書きこみが終わったら、電源を切り、 ジャンパーピンを抜いて動作モードにします。
  • 電源を入れると、プログラムが実行されます。 今の場合、LEDが点灯します。

うまくいきましたか? うまくいかなかった場合には、最初からチェックし、自力で解決します(笑)。

 
2003/05/18(Sun),05/21(Wed),08/25(Mon)
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